不良の法律~Judge Town~
俺は自分が解らなくなってきた…。

授業中に見たイジメと町中でしたケンカは対した変わらなかった…。

カツアゲしたのだって金が欲しいからじゃない…。

弱い奴…そこそこ強い奴…誰彼構わず俺は…殴ってしまっていた…。

「…クソっ!!」

勢いのまま公園の遊具を殴った…。

「いってぇ!!」

もちろん遊具は鉄なので堅い…俺は自分の拳を更に痛めてしまった…。

「…情けねぇ…俺何してるんだろ…」

家に帰る気にもならないし…母さんにケンカしないって言った手前家には少し帰りづらい…。

まぁいいか…。

最近は暖かい…今日は満点の星空だし…。

ここで寝るか…。

何か…今日は疲れたし…。

俺が目を閉じて寝ようとしたら…急に声をかけられた。

「ハヤトこんな所で何やってるの??風邪引くよ?」

「…っ!!」

俺は思わず飛び起きてしまった…。

声を出さなかった自分を褒めてやりたい…それぐらいビックリした…。

「何でお前がここに居るんだ!?…こんな時間に」

「ハヤトだって人の事言えないじゃん!!」

俺に声をかけたのは…マリコだった。
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