不良の法律~Judge Town~
「俺はいつもこんなもんだ…お前は何でここに居るんだ??」

「ハヤトを探してたからよ…家に居なかったから」

「…何で俺を探してたんだ!?」

マリコがこんな時間に俺を探す理由が解らない…。

「帰りに先生に呼び出されてたから…心配で」

「心配だぁ??お前に心配かけるほど俺は弱くない…」

心の中で怒りながら俺は言い返した。

俺は弱いと言われるのだけは我慢出来ない…。

心配したって事はそういう事だろ…!?

「ごめん…でも…心配ぐらいしたっていいじゃん…幼馴染み何だから!!」

「だから一々怒鳴るな…」

お前は感情を心にとどめとく事が出来ないのか!?

一人溜め息をついていた俺の手を…マリコが握った…。

「いって!!…いきなり何すんだ」

「えっ!?ごめんなさい!!…てかハヤト手どうしたの!?血だらけだよ!」

確かに遊具えの一撃で皮がさらに裂けて…右手はかなり血で滲んでいた…。

マリコに握られるまで忘れてた…。

「今日ケンカしたから拳の皮が裂けただけだ…気にするな」

遊具を殴ったのは隠しておこう…。

俺の発言にマリコが少しムッとしながら

「そんな訳にいかないよ!!ばい菌が入ったら大変…ハヤト!!行くよ」

とマリコがいきなり俺の腕に腕を絡めながら引っ張ってきた。
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