不良の法律~Judge Town~
「はぁ!?何処にだ??てかその腕の組み方は辞めろ!」

「仕方ないじゃん!!手は掴めないし…つべこべ言わない!」

マリコは俺の意見を完全に無視して何処かに向かった…。

…病院か??

着いた先は病院ではなく……マリコの家だった…。

昔良く来ていたな…。

てか…。

「何でお前の家に来たんだ…」

「手を治療しないとダメじゃん!!…良く見たら顔も腫れてるし…」

治療って…こんな傷…対したことない…。

「別に治療はいい…俺は家に帰る」

それに年頃の女の家に夜来るのは…なぁ??

「帰るんなら治療した後!!ちゃんと私の言う事聞きなさい」

「何で??」

「…今日ケンカしないって言ったばっかりなのに…ケンカしたハヤトが悪いんだから」

しないとは言ってないんだけど…。

「…わかったよ」

確かに右手は消毒しないと腫れそうだ…。

地味に我慢してたけどやっぱ痛いし…。

「そうと決まったら早く入って!!お母さんもハヤトに会いたがってたから顔見せてあげて」

マリコの叔母さんかぁ…久しく会ってないな…。

俺はマリコに誘われるまま家に入った…。
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