不良の法律~Judge Town~
「実はね…最初から行く店決まってるんだよね!!そこに僕のボトルキープしてあるからさ!少し飲もうよ」

始めから飲む気だったんじゃねぇか!!

何かミツハルと居ると調子が狂うな…。

半ば強引に連れて来られた俺はミツハルの行きつけらしい店に到着した…。

店に入ると飲み屋特有の香水とタバコがいりまじった匂いがする…。

そして奥のカウンターに居る方は…。

「あらぁ!!いらっしゃい!久しぶりねぇハルちゃん!!」

「二か月ぶりぐらいかな!!久しぶりですカズミさん」

……お兄さん??

髪型は短パツの金髪で顔には綺麗に整えてある口髭…。

軽く化粧はしてあるけど…どっからどう見ても男だ…。

「ミツハル…どういうことだ??」

「どうって…ゲイバーだよ!?」

「聞いてないぞ…」

ゲイバーに来る何て言ってなかったろ!?

…まぁ姉ちゃんの居る店に行くとも言ってないけど…。

「まぁこれも社会勉強だよ!!いいから座ろ??」

仕方ない…はぁ。

俺とミツハルは取りあえずカウンターに座ることにした。
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