不良の法律~Judge Town~
何度も言うが…。

初めてが男は洒落にならん…初めてじゃなくても洒落にらんが。

「これから仲良くなったら考え変わるかもよぉ!?わたし意外と人気あるから!」

ニコッと笑う仕草は様になってるけどさ…。

「何はともあれ取りあえず飲もうよ!!僕今日は凄く飲みたい気分なんだよ」

そういえばまだ乾杯してなかったな…。

ビールの泡が出た時よりも少ない気がする…。

「あらぁ私ったら気付かなくてごめんなさい!!」

「じゃあ掛け声はいつもの頼むよカズミさん!」

「オッケ~!!」

いつものって何だ…??

するとカズミさんはビールの入ったグラスを持って上に掲げた…。

「かんぱぁ~い!!」

掛け声は普通だ…。

でも声は完全な男の声でかなりドスがきいていた…。

「あっはっは!!やっぱカズミさんの地声最高!!まさに男の中の男!ハヤトもそう思うでしょ??」

「確かに男だったな!」

それから俺は初めての酒を飲んだ…。

初めてのビールの味は苦くてお世辞にもうまいとは感じない…。

でもアルコール特有の高揚感や喉越しは俺も嫌いじゃなかった…。

ビールを飲み終わった後焼酎も飲んでみたが焼酎は俺の口に合わず、一気に飲み干した後ビールを頼んで飲んでいた…。

少しすると出前のラーメンが届きひとまずラーメンを食べることにした。
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