不良の法律～Judge Town～
ミツハルはと言うと…カズミさんと他愛もない話でゲラゲラ笑っている…。

ラーメンを喰うのも忘れて…。

ミツハルもカズミさんも…そしてマリコも…何でそんな風に笑うことが出来るんだ…。

他人と話すのがそんなに楽しいのか??

俺には…理解出来ない。

ラーメンが喰い終わった俺はひたすらビールを飲んだ…。

飲み始めは不味く感じたビールも今ではうまく感じる。

けどトイレが近くなるのがめんどくさかった…。

真っ直ぐ歩けないし…。

酔っぱらったのかな…。

俺がフラフラしながら歩いているとカズミさんが俺の身体をガッチリ支え…

「あら!!ハヤト君真っ直ぐ歩けてないわよ！私が連れてってあ・げ・る!!」

と語尾を強調しながら言ってきた。

「大丈夫だ!!一人であるける！」

俺は身の危険を感じてカズミさんのケアを断った…。

するとカズミさんは俺の考えを理解したらしく。

「いやぁね別に何もしないわよ!!男は私の魅力で落としてから頂くのが私のポリシーなの！だから私に掴まりなさいな…」

頂くって…。

悔しいが今の俺は真っ直ぐ歩ける状態じゃなかった…。
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