不良の法律~Judge Town~
その後も俺は浴びる様に酒を飲み…酔いつぶれてしまった…。

「ハルちゃん…この子はあの町でやってけるかしら」

今までの表情とは違い少し暗い表情を浮かべてミツハルに話かけた…。

「どうかな…けどケンカの実力は本物だよ!銀次さんのスタイルをほぼマスターしてるし」

するとカズミさんは驚愕の表情を浮かべた。

「ウッソォ!!ハヤト君ってあの癖のあるスタイルをマネてケンカしてるの!」

「うん…しかも結構物にしてる!!」

ミツハルは一週間前のケンカを思い出したんだろう…。

クスクス笑いながら話していた。

「それは結構楽しみね!!今年の中学生地区は荒れるわよぉ」

「…でも」

「うん!?」

カズミさんがウキウキしながら話しているとミツハルが話の腰を折った…。

「ハヤトには…重大な欠点があるんだ…このままじゃあの町では生きていけない」

「重大な欠点!?…それって何??」

ミツハルは少し自分の頭で話を整理し…静かに話だした…。

「それはね…ハヤトがケンカでは自分しか信用出来ないタイプだからだよ」

「…??……あぁ…それは…厳しいわね」
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