不良の法律～Judge Town～
俺達の生活
ここはジャッジタウンにある雑居ビルの一室…。

昔はスナックを経営していたこの場所は今は俺達の家代わりに使っている…。

ジャッジタウンに来て早一年…日常は目まぐるしく過ぎていき…俺は15歳になっていた…。

俺はこの場所に三人で暮らしている…。

一人はタケシだ…初めて会った時はケンカをしたが今では一番の親友…。

俺が初めて会った同類の人間…。

そして一番俺を理解してくれる存在だ。

そしてもう一人が…。

「ハヤト朝飯出来たぞ…」

「あぁ!!今行く」

名前はヒサジ…少し無愛想だが根は優しい紳士的な奴だ。

短パツの髪型に切れ長な目…そしてすでに180cmある長身。

俺やタケシよりも前からジャッジタウンに居たらしいがずっと一匹狼をしていたかなりの強者…。

俺が初めてこの町でケンカに負けた相手だ…。

ちなみにタケシも負けたらしい…。

ずっと一人居たヒサジを俺らのグループに誘ったのは俺だ…。

ヒサジが強いからじゃない…何となく気が合いそうな気がしたんだ。
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