不良の法律～Judge Town～

根本は単純なケンカを楽しみたい連中の集まりだからグループ同時の抗争は出来ればさけたかった。

三つのグループのリーダーが集まり停戦協定を結んだのだ…。

ケンカは自由だが金を払う事で遺恨を残さないことを具体的にするのが目的だった。

公園に着くと他の面々も集まっており、いつもの日課の集会を始めた…。

話の内容は他のグループと変にモメてないかとか回りで不穏な動きがないかとか…協定を結んでから特に目立った問題は起きてないんだけどな…。

軽く話あった後タケシが解散の合図し、それぞれ町に散って行った…。

「集会はこれで終わりっと!!今日これからどうするハヤト??」

タケシがタバコを取り出し火を付けながら俺に聞いてきた…。

「今日はこれからミツハルと会う約束してるんだよ…だから俺はミツハルの所に行ってくる」

何か相談があるとか言われたんだよな…ミツハルにしては珍しいことだ。

「ミツハルさんに呼ばれてんのか！じゃあ俺はヒサジと一緒にミカちゃんの所に行ってくるわ！」

「…俺は行かないぞ??」

「一緒に行こうぜぇヒサジ!!俺ミカちゃんと二人で遊べる気がしないんだよ」