不良の法律~Judge Town~
ミカちゃんとはタケシお気に入りの女の子だ…。

ジャッジタウンは男だけの町ではないので女も当然いる…。

家出だったり学校に居場所がなかったりと…理由は様々だが確かに女の子はいる。

「仕方ねぇな…てかタケシ情けないぞ!!ケンカの時の自信は何処に行った??」

「ケンカと女を一緒にするな…何か俺ダメなんだよ!!ミカちゃんを目の前にすると身体が緊張してさ」

普段のタケシらしからぬ発言だ…。

でも強い面も弱い面もさらけ出せるタケシが俺には凄く感じる…。

俺には無理な芸当だ…。

「もっと自信持てよタケシ…お前なら絶対振り向かせることが出来るよ」

俺の記憶が確かなら…両思いだからな。

タケシには言わないけど…。

「おう!!今日こそ告白してやる」

「…この前も聞いたセリフだな」

すかさずヒサジの鋭い突っ込みが入った…。

「うるせぇ!!」

タケシの素直な反応に俺とヒサジは笑ってしまった…。

今の俺はこんな感じ…。

マリコが見たら驚くだろうな…。

「いつまでも笑ってんじゃねぇ!!さっさと行くぞヒサジ」

タケシが少し怒りながらさっさと行ってしまった…。
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