不良の法律~Judge Town~
「ハヤトなら必ず引き受けてくれると思ったよ!!ありがとう!!」

「別に俺は借りを返したいだけだから…礼何ていらん」

それに話を聞いた以上気になるしな…。

「ハヤトならケンカも強いし頭もキレるから安心して仕事を頼めるよ!!」

「待て待て…決して頭は良くないぞ!!勉強何てろくにしてないし」

この一年何て教科書すら見てない…。

「僕の人を見る目は確かだよ!!それに勉強が出来るから頭が良い訳じゃない…ようは物事を考える機転だよ!!ハヤトにはそれがあると僕は思う」

買い被りすぎだと思うけどな…。

「取りあえず話は解った…今日から調べてみるよ…じゃあ俺そろそろ行くわ」

調べるんなら徹底的に調べる…。

俺は取りあえず作戦を練りたいと思い家に帰ろうしたらミツハルに呼び止められた…。

「ちょっと待ってハヤト!!仕事を引き受けてくれたハヤトにプレゼントがあるんだ」

プレゼント??

何だと思いながらミツハルが取り出した物を見ると…それは携帯電話だった。

「僕も仕事でこの町に居ないこともあるから渡しとく…全然自由に使っていいから!!ハヤト携帯持ってないでしょ??」

確かに俺は携帯を持っていない…。
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