ただ普通の恋がしたかった
「あ、北?お前こんなとこで何してんの?あ、真緒ちゃんも。」
尚人さんだった。
「お前こそ?」
「なんか、2年の女子から呼び出しくらってさー。」
「へぇー。山川、下、行こうか?」
「はい。」
そして、私たちは階段を降りて行った。
「尚人さんってすごいですね。」
「ね。あいつ彼女何人いんのか、俺分かんない。」
「ってか、尚人さんって彼女いたんですか?」
「あー、彼女なのかも分かんねー。集まりの時とか、いつも違う女連れてくるけど。」
少し寂しい顔をした北先輩を私は見逃さなかった。
「俺の元かのも、あいつに取られたようなもんだし。」
「あ、さっき言ってた?」
「うん。なんか、草岡のこと好きになったから、別れたいって言われた。」
「で・・・その2人は?」
「北は、一応俺の友達だから、付き合いは断ったらしいよ。他は知らないけど。」
「他?」
「あー、ごめん。なんでもない。」
そうやって、1年だからって、子供扱いされる。
大人の世界から守られてるのか、
それとも省かれてるのか、
分からない。
けど、2年違うからって、先輩と違う世界にいると思われたくない。
尚人さんだった。
「お前こそ?」
「なんか、2年の女子から呼び出しくらってさー。」
「へぇー。山川、下、行こうか?」
「はい。」
そして、私たちは階段を降りて行った。
「尚人さんってすごいですね。」
「ね。あいつ彼女何人いんのか、俺分かんない。」
「ってか、尚人さんって彼女いたんですか?」
「あー、彼女なのかも分かんねー。集まりの時とか、いつも違う女連れてくるけど。」
少し寂しい顔をした北先輩を私は見逃さなかった。
「俺の元かのも、あいつに取られたようなもんだし。」
「あ、さっき言ってた?」
「うん。なんか、草岡のこと好きになったから、別れたいって言われた。」
「で・・・その2人は?」
「北は、一応俺の友達だから、付き合いは断ったらしいよ。他は知らないけど。」
「他?」
「あー、ごめん。なんでもない。」
そうやって、1年だからって、子供扱いされる。
大人の世界から守られてるのか、
それとも省かれてるのか、
分からない。
けど、2年違うからって、先輩と違う世界にいると思われたくない。