子供じゃない。
一階に降りて、三人で食卓を囲んだ。

おばちゃんは何度も懐かしいと感嘆に浸るようにつぶやいてはにこやかな笑顔を浮かべた。

俺は何故だか涙が出そうになり、それを必死におさえた。

本音を言えば、母さんを思い出し、無性に会いたくなったのだ。

母さん………大丈夫だよね?
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