子供じゃない。
「杉内さん」看護婦の人が父を呼んだ。

父さんは、すぐに看護婦の元へ向かい、そのまま診察室に消えていった。

父さんがでてきたのは30分くらいしてからだった。

ぼくはソファーで寝ている隆司を起こさずに、父さんの元へ向かった。

「母さんは大丈夫なの?」

父さんは、すぐに大丈夫だよと言った。
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