幸せ旅


「雪、コイツ(侑士)の事務所潰す」


「勘弁、俺の事務所じゃん!!」


「何言ってるのラブちゃん?君にウチの事務所潰されるわけ無いじゃん♪小娘のガキに」


羅葡は不適な笑みを漏らした。


「止めろ侑士!!ここが何処だか解らないのか?」


侑士はただ私に逢いたいが為に郁と雪に連れて来られたに過ぎない。



「ココって水澤フィナンシャルグループのホテルだろ?」


馬鹿だ。


「私の家」



「はっ?」


「私、水澤羅葡って言うの♪郁から聞いてない?」



屈辱感イッパイの顔をしてる。


「羅葡、もぅいいよ?いつもの事だしね」



「侮辱は立派な犯罪よ?」

「そうだけど、いいよ」



「…雫ちゃんの会社の顔潰しが。郁とも今日で別れるから」


っと警備員に摘まみ出された。
若干可哀想な郁さん。



「幸村の紹介するヤツは皆体目当てで嫌になる」



「悪いな、でも餌にはなるだろ?」


「食欲も失せる。不味い」


「はははっ♪いつか現れると良いな。じゃぁ俺も帰るよ、奈々ちゃんごめんね?」


「気にしないで下さい」








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