幸せ旅


「ちょっと会社寄ってって良い?」


「私も良いの?」


「大丈夫…多分」


何、その間?











タクシー乗ること20分、見慣れたビルに着いた。
エレベーターで目的地に上がる。
斗騎ちゃんは終始無言で緊張感が漂う。
何か有るのかな?
患者とドクターだからいけないとか?
だったら最初から連れてこないか…。












私は大事な事を忘れていたのだった。












その、大事な事はと言うと……。











エレベーターが目的地に着き扉が開いて“久我カウンセリング”と書いてある扉を開くと…。



「キャー♪高本先生だわ♪」


「今日はお休みって聞いたのに何で?」


「素敵だわ」




あぁ〜そうだった。
イケメンドクターだった。受付嬢までもが!?
えっ!!男性も?
何か、スゴイ人好きになっちゃった?


斗騎ちゃんは目がハート化してる受付嬢に、


「佐々木さん来た?」


って聞いてる。


「先程、でも直ぐ帰られました」


色目使ってるし






< 24 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop