幸せ旅


「奈々…帰ろうと思ってたの?」


顔見れない。


「なんで?」


喋ると泣いちゃう。


「中入って。チャント話したいから」


頷く。


ソファーに座り直した。


斗騎ちゃんはアイスコーヒーを出して隣に座った。


「奈々?コッチ向いて?」


向けない。


「俺の事軽蔑した?」



「…もう、嫌いになった?」


「そんな…「良かった…」

軽くキスした。


「香音は…」


辛そうな顔。


首を横に降る。


「いいよ、言わないで。」

「聞いて欲しいんだ。後から知ったらもっと落ちる」


「わかった」


「香音とは高3の時に会った。俺は既に悪で光希と族やってたって事は知ってるよね?」


「うん」


「あの時の俺達は酷かったよ…強盗、傷害…強姦。女を女と見てなかった。今、こうやって普通の生活が出来てる事が変な位」


「……」


「香音は光希の事が好きだった。普通の女子高生で何かと説教してきたんだよ。ある日腹の虫が悪いときに突っ掛かってきたから…」


犯した。




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