幸せ旅
勇気と言う名の優しさ
「でわ、本題に入ろうかな♪」
あれっ?何、この話の切り替えの早さ。
策略か?策略なのか?
乗せられた?
「奈々?」
「はいっ」
真剣な顔にこっちまで真剣になっちゃう。
「結婚前提で付き合って欲しいんだ」
結婚?
私と?
出来るの?
「ダメかな?」
ダメじゃないけど…。
「女じゃないよ?」
「俺は奈々と結婚したいの♪関係ない」
「法律上無理だよ?」
「俺がしたいからするの」
「子供産めないよ?」
「何とかなるよ♪」
「私が“はい”って言ったら後戻り出来ないよ?」
「半端な気持ちで言ってる訳じゃないんだけど?」
少し前から涙が止まらない。
「嬉しょんするなよ?」
「じな゙い゙よ゙〜」
「ハハハッ♪返事は?」
「はい゙。こっち…こそ…宜しくお願い…しっます」
斗騎ちゃんの顔がぼやけて見えないけど、優しく笑ってるのは雰囲気でわかるよ。
「よしっ♪じゃぁ〜俺、久我先生の所辞めるから」
えっ?