幸せ旅
それから数年が過ぎた。
「斗騎ィィイ〜誰も俺の事労ってくれないんだ。さっきもね、光羅が帰ってきて“遊ぼ”って言うから出掛けようとしたら雫さんがァァア〜」
「光希、ミラも仕事なんだよ。俺も仕事。昼休みにワザワザくんなよ休む暇がねぇ」
「先生、光羅っち雑誌に乗ってたよ♪まさおソックリだね」
「バンパイアの血が濃いんだよ」
「先生の血あげてるの?」
「イヤッ、仕事で一緒になった美人さんからしか貰わないらしいぞ」
「マセガキね、先生に似ちゃったかね?斗騎ちゃん」
「お前ら、羅葡ちゃんがバンパイア説いつまで引っ張る気だよ?」
斗騎ちゃんは未だ信じてくれず。
「あぁ〜やっと見つけた!!光希、私とデートしよ♪」
羅葡が迎えに来た。
「羅葡…うん♪デートしよ。何でも買ってあげる♪」
「の、前にもぅヘトヘトなの…血頂戴♪」
と、ガブッと首にかぶり付いた。
斗騎ちゃんは……ビックリしてる。
「羅葡…もぅ良い?」
「うん♪ありがとう」
「本当に本当?」
「うん♪だから言ったじゃん」