幸せ旅


キリの良い所で医院を閉めてガクを迎えに行き、斗騎ちゃんの予約したって所に行った……



ら!?


「何?ここ!?」


「光希に頼んで予約してもらった♪」


「違うよ!!こんな高価な所に……」


「まぁまぁ♪あっ、予約した高本ですけど」


「はい、水澤様から承っています。どうぞ」


個室に通された。


「斗騎ちゃん!!」


「うん?」


「何で?」


「ココの料理スッゴク美味しいんだって♪ガクも好きなの頼め♪」


「うん♪」


料理が運ばれてきて3人でいっぱい食べた。


デザートを頼んだら


「おめでとうございます♪末永くお幸せになさって下さい」


はっ!?
何が?


デザートの脇に小さい箱が置いてあった。




「ナニ…コレ?」


斗騎ちゃんに問う。



「開けて見れば?」



箱の中身が何なのかわかる気がする。
私は開けた。


「指…輪?」



「やっと親が折れてくれたんだ。婚姻届に判が押せる♪奈々は高本の姓が名乗れるよ♪嬉しい?」



若林のままで良いって言ったのに。






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