幸せ旅


「良いってば♪」


「何年かかっても説得するから。待ってろ」


「期待しないで待ってようかな♪」


「んじゃぁ〜家でも建てるか♪」


「はっ!?何ソレ!?」


「だって、老人=縁側だろ?あっ、後お茶♪」


「根本的にずれてるよ?」


「良いの良いの♪後、犬猫に…子供♪」


「産めない産めない」


「貰えばいい。奈々が母親するの想像したら何かヤだな。絶対子供優先にして俺を蔑ろにするんだよ…」


「斗騎ちゃんの妄想はその辺でね♪」


「妄想じゃないし。全部実現させる」


ハハハッ…。


今に至る訳だ。
(どんな訳だよ…。)



「大丈夫なの?」


「うん♪嬉しい?」


「うん♪メッチャ嬉しい☆ありがとう、斗騎ちゃん」


泣いちゃった。


「ナナどうした?トキに苛められたか?」


「ウウン。ナナ嬉しいの♪」


「うれしくてなくのか?」


「うん。ないちゃった♪」


「若林奈々さん?高本斗騎と結婚してくれますか?」


「はいっ♪喜んで」



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