幸せ旅


スッゴイ家系だ。
会社の社長に芸能人に華道の師範…ハンパない。
なんか私……場違い。
友達でいいの?


「羅葡にとって友達ってスッゴイ貴重なんだ」


穂波がボソッと言った。



「貴重?」


「人間らしく居られる唯一の場所なんじゃないかな?私と羅葡は幼なじみだから当たり前だったけど、奈々は初めて羅葡から友達になって貰いたかった人だよ。最近の羅葡は楽しそうだもの」


穂波も嬉しそうだ。
私も、高校に入ってから初めて出来た女友達。
クラスは別々だけど、昼休みは必ず一緒にご飯を食べる。



見た目は美少女、でもちょっと変わった種族。




でも、超友達♪







パーティー会場に入りビックリ!!

政界の人や芸能人、ありとあらゆる人が居た。



ヤッパリ私は場違いかも。


「2人共、こっちだよ♪」

羅葡が手招きする。
その隣には…今をトキメクイケメン俳優の雪と歌手の郁に侑士が居た。






< 8 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop