ピアスはNG
母さんは
嬉しそうに
微笑んだ。
「そうよね…。
よかった。
ほら
お父さん…
ずっとハルに
厳しくしてたから……
もう
年頃のハルは
お父さんなんて
嫌かな〜?
なんて
お母さん
余計なこと
考えちゃった〜。」
母さんは
笑ってみせた。
「そりゃ〜…
確かに
オヤジは
ピアスあけるな!
茶髪にするな!
門限を守れ!
……と
口うるさかったけど…。
でも
やっぱ
結局
オヤジも大事な
家族なんだな〜
って
今回のことで
気づいたよ…。」
「それを聞いて
安心したわ。
お父さんもね………
ハルのこと
本当に
大好きなのよ。」