先生にキス〈2〉
準備を終えた私は、そっと部屋から出る。



「幸歩、そろそろ出発するみたいよ!早く!」


お母さんがにこにこしながら、手招きする。



「うっ…うん。」



先生は既に玄関で待機中。

私は、急いで玄関へ向かう。


「すいません。お待たせしました。」



「よし。和丘も準備完了だな。それじゃあ、行って来ます。」


先生はお母さんに挨拶をした。


「行ってらっしゃい!」


笑顔で手を振るお母さんに見送られ、私たちは駐車場へ向かった。



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