先生にキス〈2〉
「どうした?」
先生は、今にも赤く染まりそうな私の顔を覗き込もうとする。
「夕日…沈んでいきますよっ…!綺麗ですね。」
私ってば、めちゃくちゃ不自然…。
顔見られたくなくて、なんとか視線を他に移してもらおうとしてるのがバレバレだよね…。
「夕日…もう少し見ていくか…!」
先生は私の肩に手を回すと、自分の方へと引き寄せた。
もしかして…
夕日が沈むまで、ずっとこのまま…?
メニュー