先生にキス〈2〉
「俺に何か言いたいことがあって来たんだろ?」



壁まで追い込まれて身動きがとれなくなる私。



「言ってみ?」



私の耳の横に手をつき、ぐっと顔を近付ける。



「あの…お昼のことなんですけど……」



「昼…?ああ、お弁当のこと?」



先生は、顔を少し離して、ニッと笑う。



< 269 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop