先生にキス〈2〉
「色紙、後でゆっくり見るからな。」



先生は大事そうに色紙と花束を教壇の机に置くと、ホームルームを始めた。



私も席に着く。



心がほんわかあったかい……。



「幸歩、おめでとう。」


梗子が改めてお祝いの言葉をかけてくれて、私は更に嬉しくなった。



< 304 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop