先生にキス〈2〉
「なんで?だってキスまでしておきながら。」



「そんなこと言われても…。あの後も普通に帰ったし…。“付き合う”とかいう言葉も出なかったから。」



「もう……どういう関係になってるの?幸歩と綾月先生は…。」



だから先生と生徒の関係だってば…。




「幸歩、言っちゃいなよ!付き合って下さいって…!」



「無理!それに、そこまで好き…じゃないもん…。」


「はいはい。相変わらず素直じゃないんだから…。」


にこにこしながら梗子は言った。



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