先生にキス〈2〉
ゆっくりと時間が流れる音楽準備室。



時計の秒針を刻む音に負けないくらい心臓もドキドキしている。



ど…どのくらい時間経ったかな…。


ここからだと時計が見えないから分からないよ……。




「ごめん…。もうちょっとだけいい?」


「は…はい。どうぞ…。」

ドキドキで声、震えちゃった…!



“もうちょっと”かあ…。

そんな風にお願いされると断るわけにもいかないもんね…。



< 95 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop