タイムマシン



学校が終わると
孝二さんが
迎えに来てくれて
絢子と孝二さんと
車の中でも
家に帰ってからも
よく喋った





二人が
私を笑わせようとして
楽しいこと
面白いことを
話してくれる





絢子の
お父さんとお母さんも
私を本当の娘の様に
温かく包み込んで
くれる



夜は
絢子のベッドに
一緒に入って
二人で
遅くまで
色んな話をして
いつの間にか
眠っていた



だんだん
普通に眠れる様に
なっていたけど
それでも時々
眠れなくなる夜が
ある





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