タイムマシン


月日が流れ
私は高校を卒業し
就職した





私は
海渡くんが
いなくなった
あの時から
ちゃんと
生きていかなきゃって
自分に言い聞かせてきた



今でも
海渡くんのことを
考えない日はない



海渡くんの
お母さんがあの時
話してくれたように
海渡くんがいつも
すぐ側にいる気がする


それでも
やっぱり
どうしようもなく
寂しくなって
海渡くんの
お墓に
行ってしまう






< 138 / 164 >

この作品をシェア

pagetop