タイムマシン



お母さんが言った



『陽菜そろそろ帰ろうか。孝二に逢いたくなっちゃった。』



『うん。お母さん‥お父さんと海のところに帰ろう。』



私は
何とも言えない
気持ちだった



お父さんと
お母さんに
私の悩みなんて
分からない



私の気持ちなんて
分かるはずないって
そう思ってた



いつも明るくて
悩みなんて
一つもないみたいに
過ごしてる
お父さんとお母さんを
見てたから
過去にこんなことが
あったなんて
全然知らなかったし
分からなかった






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