タイムマシン



出口を出たとき
怖くて
ぎゅっと
目を閉じた





「陽菜。
目を開けてごらん。」





そうっと
目を開けた





そこには
海を抱っこしてる
お父さんが
立っていた





私は思わず
お母さんの
手を放して
お父さんの所まで
駆け寄って
抱きついた





「おいおい。陽菜どうしたんだ。」





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