白いジャージ4 ~先生とlove life~
卒業まで待つと言った俺だけど、心の底ではすぐにでも直と付き合いたいと思っていたんだと思う。
直が『今一緒にいたい』と言ってくれた時、それを止めることもできたはずなのに。
好きだという気持ちを誤魔化して、認めないように過ごしてきた俺だったけど、直に気持ちを伝えた時、本当に嬉しかったんだ。
やっと言えた。
本当の自分になれた気分だった。
俺が好きだと言って、その後に直が『私も先生が大好き』って俺の胸に飛び込んできてくれた。
あの時の気持ちって、きっと一生忘れないだろうな。
直、俺は直を愛してるよ。
今の直も、高校生の直も全部の直を愛してる。
泣かせてごめんな。
我慢させてばかりでごめんな。
付き合っているのに、デートもできず寂しい想いをさせたな。