白いジャージ4 ~先生とlove life~
彼女が妊娠して、高校を中退することも考えていた西山。
「おーー!!まじか?俺がいない間に何があった?」
足を崩した西山は、真剣な表情になった。
「先生に言われたこと、ずっと考えててさ。あと1年で何とか彼女の両親を説得しようって思う。挨拶しに行きたいって言ったら、ふざけるなって怒鳴られたけど」
西山の笑顔が、嬉しかった。
思いつめたような顔をしていた西山だったから、本気で退学を考えていると思った。
「でも、先生だって相当反対されたんじゃないの?」
西山は、喜多先生が出してくれたお茶を一気に飲んだ。