白いジャージ4 ~先生とlove life~
夕食の準備を途中で止め、先生とお風呂に入る。
旦那様になった先生は、仕事から帰って来た時間帯が1番甘えてくる。
それだけ、仕事が大変だってことだと思う。
だから、私は先生が家に帰ってくるまでに絶対に家に帰って、先生を迎えてあげたい。
私と一緒に暮らす前は、先生は一人暮らしだったから、一人で帰って何をしていたんだろう。
疲れた~って言いながら、一人でコーヒーを飲んでいたのかな。
「今日どうだった?」
友達から結婚祝いにもらったバスグッズの中にあった、バラの形をした入浴剤。
湯船に浮かべると、先生の体に吸い寄せられるようにくっついて、お湯をピンク色に染めながら消えていく。
「意見の合わない先生がいて、熱くなっちゃった。俺の悪い癖だな」
先生は、浮かんだバラの花びらを私の肩に乗せながら、苦笑いをした。
「悪い癖じゃないよ。先生のそういう所が、かっこいいと思う。熱くなってくれるから、生徒に慕われるんだよ」
先生は、そうかなぁと言いながら、ピンクのお湯に顔をつけた。