白いジャージ4 ~先生とlove life~
「じゃあ、直の新婚生活のこと聞かせて。先生の新しい好きな所発見した?」
「絶対聞いたら笑うと思うよ」
それから私は、旦那様になった先生の好きな所をゆかりに聞いてもらった。
ゆかりは嬉しそうに頷きながら、時々私のおでこを突っついたりした。
食べ終わる頃に、ゆかりはスッキリした表情で言った。
「直はすごいね。本当に尊敬するよ!!それに、直と話してたら元気になった!!」
ゆかりは、今日はごちそうさせてと言って、伝票を持ってレジへと向かった。
店を出て、両手を広げたゆかりは大きく深呼吸した。
そして、広げた手で私の肩を叩いた。
「明日、たっくんと話してみる。きっとたっくんも今の関係に何か感じてると思うから。怖いけど、このままだと本当に別れちゃいそうだから、ちゃんと話す!!」
どんな話し合いになるか私には予想もできない。
その話し合いが良い方向へ進むことを祈って、ゆかりに手を振った。