白いジャージ4 ~先生とlove life~




バタン



先生の車のドアが閉まる音。



俺は飲まないからって先生は車で行ったんだ。




私は玄関から顔を出し、旦那様を迎えた。




「ただいまぁ。直、会いたかったぁ……遅くなってごめんな」




スーツ姿の先生。



ネクタイを外した先生は、大きなあくびをしながら手を洗う。




後ろから

ぎゅっと……


先生の体にくっついた。





「どした?直?居酒屋だったから服、タバコくさいぞ?」




そんなのどうでもいいの。


先生が帰って来た。


私と先生の家に、帰って来た。




「寂しかったんだろぉ?直、かわいいだから」




先生は、私を体にくっつけたまま、うがいをした。



そして、私の体を引っ張った。



向かい合う形になり、先生のおでこと私のおでこがくっついた。




「やっと会えた。今日は朝からずっと直に会いたかったんだ」



先生は、私のおでこと頬と唇にキスをくれた。





「先生に会いたかった」



「俺もだよ」





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