白いジャージ4 ~先生とlove life~



ソファでコーヒーを飲みながら、私はずっと先生の腕に腕を絡め、体を寄せていた。



まだ夜の11時だし、そんなに遅かったわけじゃないのに、どうしてこんなに寂しかったんだろう。





「中田と飯食って来たんだろ?楽しかった?」



「うん!!でも、たっくんとちょっとすれ違ってるみたい」




一緒にお風呂に入って、お風呂の中でもゆかりとたっくんの話をした。




「たっくんは、何をしても中田は許してくれると思ってるからな。今は、新しい環境で、無我夢中なんだと思う。ほったらかしにしているわけじゃなく、余裕がないんだと思うよ」




先生は、近いうちに4人でご飯でも行こうと言ってくれた。


たっくんは、先生のような男になりたいといつも言っていた。


先生に憧れているなら安心だよね。





お風呂の中でも、聞けなかった。


教育実習の先生のこと。




どんな女の子なんだろう。


今日の歓迎会はどうだったんだろう。





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