白いジャージ4 ~先生とlove life~
教頭先生と別れ、俺は金森を連れて体育教官室へと向かった。
今回の実習生の中で、保健体育が2人。
男子1人、女子1人。
「先生、変わってない!相変わらず生徒泣かせてんでしょ?」
「何言ってんだよ!俺は生徒泣かしたことなんてないだろっ!!」
この生徒は、俺が担任をしたことはなかったが、体育委員だったこともあって、話す機会が多かった。
俺は当時、ただ活発な女の子だとしか思っていなかった。
俺にだけじゃなく、他の先生にもよく話しかけていた。
でも、卒業式の日。
俺はこの金森に宣言された。
『私、新垣先生と一緒に働くのが夢だから、いつかここに戻って来ます』
お、俺??
その時の俺は本当にそんな感じで、ただただ驚いた。
金森の友達からその後、金森はずっと俺のことが好きだったと聞かされた。