白いジャージ4 ~先生とlove life~
◆感動の3次会◆
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「新垣先生!!矢沢さん!!遅刻ですよ」
音楽室から走ってきた私達に、教頭先生は大声で叫んだ。
「すいません。本当にありがとうございます!!」
先生と私は、手を繋いだまま頭を下げた。
最高の2次会をプレゼントしてくれたゆかりと依子が、私の頭を撫でた。
制服姿の3人で写真を撮った。
「まだまだ高校生に見えるよね、私達」
ゆかりはカメラマンのたっくんに向かって言った。
「う~ん。ギリギリかな?」
たっくんがそう言うと、龍が笑う。
「依子は無理だろ」
1ヶ月後に出産を控えた依子は、マタニティードレスの上に制服の上だけを着ていた。
「いいの。私達は永遠の高校生なんだから」
依子は、お腹を撫でながら言った。
先生は教頭先生と並んで、微笑みながら私達を見ていた。
「本当に月日が経つのは早いですね。新垣先生もすっかり立派な教師になられて」
「いえいえ。まだまだです。これからもよろしくお願いします」
先生と教頭先生の会話が聞こえてくる。