白いジャージ4 ~先生とlove life~
俺は、喜多先生の隣。
向かいには、実習生の男子。
できれば、俺も男子の実習生を教育したかった。
いろんなこと熱く語れるのに。
どうしてだか、相手が女の子になると、誤解されたり、変な感情が生まれたりして、俺が本当に伝えたいことが伝えられない。
結婚して初めての飲み会だから、直は寂しがっているだろう。
一刻も早く直に会いたい。
俺が時計を見るたびに、喜多先生にからかわれた。
「愛する妻の元に早く帰りたいんだろ?」
喜多先生には負ける。
でも、尊敬しているんだ。
明日も学校があるからと、早めの解散になった。
トイレに行くと言って、女子数人が店に戻った。