白いジャージ4 ~先生とlove life~
「心配させてごめんな。直は、中田のことでも心配してるのに」
「話してくれてありがとう。奥さんだから、先生の役に立ちたい」
抱きしめた先生の腕の力がゆるんだ。
先生は、指で私のおでこをツンと突っついた。
「ば~か!!お前の存在だけで十分なんだよ。役に立とうなんて考えなくていいの。直は、隣にいるだけですげー力なんだから……な?わかったか?」
うんって言おうと思ったのに、先生のキスで止められた。
今は大丈夫だけど、きっと明日になると私はまた不安になる。
ひとりで家にいるときっと考えてしまう。
だから、今……先生の愛をいっぱいいっぱいもらおう。
明日から不安になったときに、この愛に助けてもらうんだ。
「もう1回」
私はキスのおねだりをした。
「俺のスイッチ、入っちゃうぞぉ」
私と先生は、月の見える海岸でひとつになった。
車の中は、先生と私の愛でいっぱいだった。