白いジャージ4 ~先生とlove life~
★先生目線★
―先生目線―
昨日の夜、直に金森のことを話した。
直は俺が思っているよりも大人へと成長していた。
いつも俺は、直の成長に驚かされているんだよな。
直は、冷静に受け止めてくれた。
「おはよ……」
珍しく昼前まで眠ってしまっていた俺。
目を開けると、直がベッドの横で俺を見ていた。
「先生、いつになったら白いジャージ着るの?」
直は、あくびをする俺の体にくっついてきた。
「ん?秋になればジャージは着るけど」
「結婚して、先生の白いジャージを洗濯するのが夢だったんだぁ。でも、結婚してから先生は半袖ばっかりだから。2次会で着て以来一度も着てない」
そりゃそうだ。
暑いんだもん。
「上下セットでジャージ着るのは、10月終わりくらいかな」
「え~!!まだまだだぁ」
いきなりこんなことを言い出す直が、本当にかわいいと思う。
本当はもっと別のことを話したいはずなのに……
ちょっと暑いけど、もう少し早く白いジャージ着てみようかな、なんて思ってしまう俺。