白いジャージ4 ~先生とlove life~
「俺と直がどれだけ信じ合っていても、それだけじゃどうにもならないこともある」
もう一度キスをした先生。
「一緒に乗り越えて行こう。俺はひとりじゃ何もできないんだ。だから、俺のそばから離れないで。何があっても俺に頼ってくれよ」
「うん。ごめんね、先生。心配させてごめん」
先生は、心配したんだぞって言いながら、私にお湯をかけた。
今日のお風呂タイムは、お姫様気分だった。
先生が私の体を洗ってくれた。
髪も洗ってくれようとしたんだけど、長い髪の洗い方が難しいって困ってた。
お礼に私が先生の髪を洗った。
先生の大きな背中もゴシゴシ洗った。
ゆっくりゆっくりお風呂に入った。
お互いの心の傷を癒すように……
優しい時間が流れていた。