白いジャージ4 ~先生とlove life~
アイツ……
景子。
私と同じように、ずっと新垣先生に憧れていた景子。
私の真似ばかりして、私の夢を奪った女。
許さない。
結局、アイツは私に負けたんだ。
教師になるとか言ってたくせに。
「すいません。今行きます」
私は、体育館へ走った。
バスケが得意だと思っている新垣先生だけど、私はバスケだけは教えたくない。
中学、高校とずっとバスケ部だった私。
大学でもバスケを続けていた。
でも、私はバスケが嫌い。
「今日は、金森先生の授業だから、みんなしっかり言うこと聞くように!!」
新垣先生は、私から離れた場所へ行く。