白いジャージ4 ~先生とlove life~
「金森っち、さすがに自宅の電話とかやばいだろ」
「お前、何がしたいの?」
「俺があげた写真返せよ」
男子までもが私にいじわるを言い始めた。
仲良くなって、新垣先生の写真を何枚もくれた男子生徒までもが、私に……
「ひどい!!」
私は教室を飛び出した。
扉を乱暴に閉めて、廊下に出る。
廊下の窓にもたれた新垣先生が、悲しそうな顔をして私を見た。
「どこ行くんだ?」
新垣先生まで私をいじめるの?
私は廊下を走って走ってただ走って逃げた。
追いかけて来てくれると思ったのに、新垣先生は私の名前を呼んだだけだった。
―金森先生目線―