白いジャージ4 ~先生とlove life~

★先生目線★


―先生目線―


金森がどんなホームルームをするのだろうと、俺は廊下から声を聞いていた。


昨日の出来事は許せることじゃない。


今日中にはちゃんと話そうと思っていた。



金森は、クラスの生徒のせいにした。


自分がいたのに止められずすいませんと謝った。




俺はそれが余計に悲しかった。


生徒をそういう方向へ導いたのは金森だということははっきりしていた。



生徒をかばうどころか、生徒のせいにした。





「金森先生について話し合いたいで~す!!」



生徒の大きな声に俺は驚いた。



それから俺が予想もしなかた方向へと進んでいった。


俺は、教室へ戻ろうかと悩んだ。


俺が教室へ戻れば、生徒達は大人しくなるかも知れない。


でも、それが生徒達、金森の為になるのだろうか。





こんなことは初めてだった。


実習生に怒りをぶつける生徒達。




「俺があげた先生の写真返せよ」


「お前、何がしたいの?」




生徒達は、もう止められない状態だった。



それほど金森に対して不信感を抱いていることだと思う。



俺のクラスの生徒は、ちゃんと正しいことと間違っていることを見極められる生徒だから。



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