白いジャージ4 ~先生とlove life~
私は先生の背中を何度も何度もさすって、頭を撫でた。
抱き合いながら、ソファに寝転んでいると、先生が寝息を立て始めた。
「先生?」
私の背中に手を回したまま、眠ってしまった先生。
私もそのまま眠ろうと思ったけど、先生が心配でなかなか眠れなかった。
次の日、私は仕事を休んだ。
先生は午前中だけ休みを取って、病院に行くことにした。
「もう治ったぞぉ?」
かわいい笑顔でそんなことを言う先生を引っ張って病院へ。
先生と付き合ってから、ずっと先生は元気だった。
風邪も滅多に引かないし、健康そのものだった。
こうして先生の体調が悪くなると、代わりに私が……って思う。
胃が痛くて苦しむ先生を抱きしめながら、思ったんだ。
先生の痛みを吸い取りたいって。
健康だと思っているけど、先生だって人間で……
先生ももう30代だし、これからはもっと先生の体のこと考えないと。