白いジャージ4 ~先生とlove life~



まぁ、そんなことはいい。


とにかく早く寝よう。




最近、胃が痛む。


胃薬を飲み、ベッドへ倒れ込む。




夢だった教師になれたというのに、俺はまだ教師らしいことを何もしていない気がする。



俺が目指す教師……



まだまだ程遠いけど、いつか俺の理想とする教師になれるといいんだが。





その夜、胃を押さえながら眠った俺は、夢を見た。




どこかの公園のベンチで、誰かに膝枕をしてもらっていた。


時々目を開けて、空を見上げると、誰かが俺に微笑んだ。


誰?


あの人は誰なんだろう。




顔は覚えていないけど、彼女じゃない。



とても温かい笑顔で俺を包んでくれる人だった。




いつか、そんな安らぎをくれる人に出会うのかな、俺。





仕事に疲れた夜に、どうしても会いたいって思うような女性……


どこかにいるのだろうか。



どんなことがあっても守りたいと思えるような……



そんな恋、俺にもやってくるのかな。







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